采女祭でいちばん多い失敗が、これなんです。17時の花扇行列についてJR奈良駅から歩き、ようやく猿沢池に着いたら、池のふちはもう人の壁。肝心の管絃船は人の頭の向こう…。
正直、この祭りは「行列と管絃船のどっちを主役にするか」を先に決めた人の勝ちです。
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| いつ? | 中秋の名月の夜。2026年は9月24日(木)宵宮祭、9月25日(金)例祭で、すでに終了。2027年は未発表(中秋の名月は9月15日(水)) |
| 何時から? | 25日は17:00 花扇奉納行列 → 18:00 神事 → 18:45頃 篠笛 → 19:00 管絃船の儀。終了時刻は公式に記載なし |
| どこで? | 奈良市の采女神社と猿沢池。行列はJR奈良駅から出発 |
| 料金は? | 観覧の料金は公式に記載なし(有料席の案内もなし) |
| アクセスは? | 近鉄奈良駅から徒歩約5分、JR奈良駅から徒歩約15分。公共交通の利用が案内されている |
| 行事名 | 采女祭(うねめまつり) |
|---|---|
| 2026年の日程 | 9月24日(木)宵宮祭/9月25日(金)例祭 ※終了 |
| 2027年の日程 | 2026年10月10日時点で未発表 |
| 会場 | 采女神社(奈良市樽井町)・猿沢池 |
| 最寄り駅 | 近鉄奈良駅 徒歩約5分/JR奈良駅 徒歩約15分 |
| 駐車場 | 祭りの駐車場の案内なし(猿沢池にも駐車場なし) |
| 問い合わせ | 采女祭保存会 0742-30-0230(奈良市観光協会内・平日9:00〜17:00) |
采女祭2026はいつ?中秋の名月の9月24日・25日に開催、2027年は未発表
采女祭は毎年、中秋の名月の夜に行われるお祭りです。2026年は9月25日(金)が中秋の名月で、前日の24日が宵宮祭、25日が例祭でした。
| 日時(2026年) | 行事 | 場所 |
|---|---|---|
| 9月24日(木)17:00〜 | 宵宮祭 | 采女神社 |
| 9月25日(金)17:00〜 | 花扇奉納行列 | JR奈良駅 → 采女神社 |
| 9月25日(金)18:00〜 | 例祭(花扇奉納神事) | 采女神社 |
| 9月25日(金)18:45頃〜 | 篠笛奉納演奏(約10分) | 猿沢池 |
| 9月25日(金)19:00〜 | 管絃船の儀 | 猿沢池 |
見に行くなら、断然25日の例祭です。行列も神事も管絃船も、全部この1日に詰まっています。24日の宵宮祭は神社での神事だけなので、静かにお参りしたい人向けですね。
2027年の日程は、2026年10月10日時点で発表されていません。
ただ、中秋の名月は2027年は9月15日(水)。例年どおりなら、例祭が15日、宵宮祭が前日14日(火)になると考えられます。あくまで名月の日からの推定なので、夏ごろに奈良市観光協会の発表を確認してください。
星郎2027年は平日の水曜日になりそう。仕事終わりだと17時の行列はきびしいから、管絃船に狙いをしぼるのもアリだよ!
では、その1日で何が見られるのか。見どころを順番に見ていきます。
采女祭の見どころ|花扇奉納行列・管絃船の儀・糸占い
主役は19時からの管絃船の儀です。そこに17時の行列と、この日だけの糸占いが加わります。
采女祭は、帝の寵愛が薄れたことを嘆いて猿沢池に身を投げたと伝わる采女の霊を慰める、采女神社の例祭。悲しい伝説の祭りなのに、夜の池はびっくりするほど華やかなんです。
17:00 花扇奉納行列|JR奈良駅から采女神社へ
秋の草花で飾った2m余りの花扇を囲んで、御所車に乗った十二単姿の花扇使や、天平衣装の人たちが市内を進みます。郡山市のミスうねめも加わる行列です。
2025年の行列を見た人の投稿がこちら。予定の合間に少しだけ見に行ったそうですが、こういう立ち寄り方もできるんですよね。
19:00 管絃船の儀|灯籠の間を龍頭鷁首の船が進む
南都楽所の雅楽が流れるなか、龍頭鷁首の管絃船2隻が流し灯籠の間をゆっくり池を巡ります。船には花扇と花扇使、ミスうねめたちが乗っています。
最後に花扇を池へ投じて、采女の霊を鎮めます。この瞬間を見るために、みんな池のふちで待っているんです。その前の18時45分ごろには、佐藤和哉さんの篠笛奉納演奏「采女おとがたり」が約10分あります。
この日だけの糸占い



月明かりで針に糸って、地味に難しそう…。でもそれがいいんだよな。
見どころが分かったら、次は「どこで待つか」です。ここで満足度がほぼ決まります。
猿沢池のどこで見る?混雑と、行列から管絃船までの回り方
猿沢池は周囲約360mの小さな池です。采女神社は池の北西のほとりにあって、神事はここで行われます。
管絃船は池を巡るので、神社前にこだわらなくても船は見えます。神社まわりは人が集中しやすいので、混雑が苦手なら少し離れた岸で待つのもアリだと思います。
2024年に行った人は、神事のあと池の周りがものすごい人出になって、管絃船は見ずに帰ったそうです。お月見はちゃんとできて満足だった、とも書いています。
行列と管絃船、両方を欲張るならこう動きます。
行列の出発前に、通行のじゃまにならない場所を決めます。
花扇と天平衣装の行列を見たら、最後までついて歩かずに切り上げます。
JR奈良駅から池までは徒歩約15分。池のふちで管絃船を待つ場所を決めます。
篠笛の演奏から、19時の管絃船の儀へ。最後の花扇を池に投じるところまで見届けます。
猿沢池といえば水面に映る興福寺の五重塔ですが、五重塔はいま保存修理中で、素屋根に覆われて外観が見えません。「名月と五重塔」の写真を期待して行くと、あれ?となります。
池のまわりには石段や池ぎわもあります。暗くなってからは足元に気をつけて、三脚は人が多い場所では広げないのが無難です。
場所の目星がついたら、次は行き方です。結論、電車一択なんです。
采女祭へのアクセス|近鉄奈良駅から徒歩5分、東京・大阪・福岡からの行き方
管絃船が目当てなら近鉄奈良駅、行列から見るならJR奈良駅が分かりやすいです。近鉄奈良駅から猿沢池までは徒歩約5分、JR奈良駅からは徒歩約15分です。
| 出発地 | 行き方と所要時間の目安 |
|---|---|
| 大阪(難波) | 近鉄奈良線の快速急行で近鉄奈良駅まで約43分 |
| 京都 | 近鉄特急で大和西大寺まで約33分、乗り換えて近鉄奈良駅まで約6分(JRみやこ路快速なら奈良駅まで約47分) |
| 東京 | 東海道新幹線のぞみで京都まで約2時間10分台、京都から上の近鉄ルート |
| 福岡(博多) | 山陽新幹線のぞみで新大阪まで約2時間半、JRで大阪経由の大和路快速に乗り奈良駅まで約1時間 |
| 伊丹空港 | リムジンバスで近鉄奈良駅まで約77分 |
東京・福岡から来るなら、当日の昼までに奈良へ入っておくと気持ちに余裕が出ます。17時の行列から見るなら、なおさらです。
公式案内は公共交通の利用を呼びかけていて、祭りの駐車場は案内されていません。猿沢池にも駐車場はありません。
2026年は9月25日の17時〜21時ごろ、三条通り・猿沢池周辺で交通規制がありました(池のそばのホテル天平ならまちの案内)。車なら規制前に宿や駐車場へ入り、歩いて向かうのが現実的です。
行きよりも気をつけたいのが帰りです。
采女祭の帰り方|管絃船のあとは近鉄奈良駅へ。泊まるならもっとラク
日帰りなら、管絃船を見届けたら近鉄奈良駅へ歩くのがいちばん早いです。徒歩約5分なので、大阪・京都方面へはここから。
ただ、管絃船が終わる時刻は公式に書かれていません。交通規制が21時ごろまでだったことから、帰りは21時前後になるつもりで計画しておくと安心だと思います。
終わった直後は、見ていた人が一斉に駅へ向かいます。急がない人は、池の余韻を少し楽しんでから歩き出すほうが、ぶっちゃけ快適です。
| 帰る駅 | 目安 |
|---|---|
| 近鉄奈良駅 | 猿沢池から徒歩約5分。大阪難波・京都方面 |
| JR奈良駅 | 猿沢池から徒歩約15分。大阪・天王寺方面、京都方面 |
| 終電 | 公式に記載なし。近鉄・JRの時刻表で当日の最終を確認 |
とはいえ、東京や福岡から来るなら日帰りはかなり慌ただしいです。正直、池から歩いて戻れる宿に泊まるのが一番ラクなんですよ。
采女祭の夜に泊まるなら|猿沢池・ならまちのホテルと旅館4軒を比較
宿は「池から歩いて戻れるか」と「夕食が19時の管絃船と重ならないか」で選ぶのが正解です。4軒とも近鉄奈良駅から徒歩10分以内で、管絃船のあと歩いて帰れます。
| 宿名 | 楽天の口コミ | 近鉄奈良駅から | 夜に効く条件 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| ホテル天平ならまち | 4.52 | 徒歩7分。猿沢池のほとり | 大浴場が25時まで。チェックイン24時まで | 祭りのあと、お風呂で温まりたい人 |
| さるさわ池 よしだや | 4.50 | 徒歩8分。猿沢池の目の前 | 大浴場23時まで・貸切風呂あり。無料駐車場 | 池のそばで和の宿に泊まりたい人 |
| 古都奈良の宿 飛鳥荘 | 4.81 | 徒歩8分 | 展望露天風呂23時まで。チェックインは19時まで | 会席と温泉まで楽しみたい人 |
| セトレならまち | 4.38 | 徒歩8分 | ラウンジあり。チェックイン23:30まで | 食事と館内の時間も大事にしたい人 |
夕食付きプランは、開始時刻が管絃船の19時と重ならないかを先に宿へ確認しておきたいところです。祭りを優先するなら、素泊まりか朝食付きのほうが動きやすいですね。
飛鳥荘はチェックインが19時までなので、祭りの前に宿へ入っておく必要があります。
ホテル天平ならまち|猿沢池のほとり、祭りのあとは大浴場へ
祭りのあと、5分も歩かずにお風呂へ入れる。これが天平ならまちのいいところです。住所は采女神社と同じ樽井町で、2026年の交通規制のお知らせもこのホテルが出していました。
2026年6月に泊まった人は、部屋がバスタブのないシャワールームで、大浴場を使えたことを紹介しています。障子のような窓越しの光とお寺の鐘で目が覚めた、という朝の様子も。
さるさわ池 よしだや|池の目の前で、和の宿に泊まる
猿沢池の目の前に泊まるなら、よしだやです。楽天の紹介では興福寺まで徒歩1分。夕方は池の夕焼けも見られるそうです。
大浴場は15時〜23時と翌朝6時半〜9時、45分の貸切風呂もあります。駐車場は無料で、15時〜翌10時は事前予約が必要。車で来て規制前に入る人には助かる条件です。
夕食付きで18時を過ぎて着くときは、事前に連絡が必要です。管絃船を見るなら、食事の時間は予約のときに相談しておくと安心です。
古都奈良の宿 飛鳥荘|会席と展望露天風呂まで楽しむ一泊
楽天の口コミ4.81。4軒でいちばん評価が高いのが飛鳥荘です。最上階の展望露天風呂からは興福寺と奈良の街が見えて、お湯は炭酸カルシウム人工温泉。
露天風呂と大浴場は15時〜23時と翌朝6時〜9時半。夕食は京会席で、個室の食事処やお部屋食も選べます。
ただ夕食の開始時刻は公式に書かれていないので、19時に池へ出たいなら宿に相談が必要です。
チェックインは15時〜19時。祭りの日は、早めに荷物を置いてから池へ向かう流れになります。駐車場は無料です。
セトレならまち|ラウンジと食事まで楽しむホテル
宿に戻ってからの時間も楽しみたい人には、セトレならまちです。宿泊者が使えるラウンジがあって、レストランで夕食と朝食をとれます。
チェックインは23時半まで受け付けているので、祭りを最後まで見てから入っても間に合います。駐車場はないので、車なら近くのコインパーキングを使うことになります。



近くに泊まると、翌朝の静かな猿沢池も歩けるよ。夜とぜんぜん違う顔なんだ。
最後に、よく聞かれることをまとめておきます。
采女祭でよくある質問
- 2027年の采女祭はいつですか?
2026年10月10日時点で未発表です。2027年の中秋の名月は9月15日(水)なので、例年どおりなら15日が例祭、14日が宵宮祭と考えられます(推定)。発表は奈良市観光協会で確認してください。
- 管絃船は何時から?何時に終わりますか?
2026年は9月25日の19時からでした。終了時刻は公式に書かれていません。周辺の交通規制は21時ごろまででした。
- 雨の日はどうなりますか?
雨天時の対応は公式に記載がありません。当日の開催は采女祭保存会(0742-30-0230、平日9時〜17時)か、奈良市観光協会のページで確認してください。
- 子どもも参加できますか?
2026年は、行列に加わるお稚児さん(3歳〜小学3年生、参加費7,000円)を8月3日〜9月7日に募集していました。申し込みは事務局への来所のみでした。
- 郡山のうねめまつりと同じですか?
別のお祭りです。福島県郡山市の「郡山うねめまつり」は2026年は8月6日〜8日でした。郡山市のミスうねめは奈良の采女祭の行列や管絃船にも加わります。



雨の情報が公式にないのは不安だけど、平日なら電話で聞けるのは助かるな。
一番のおススメは「中秋の名月の夜、猿沢池のほとりに泊まる」
色々書きましたが、一番のおススメの季節と宿はここです!
中秋の名月の例祭の日、18時台に猿沢池で場所を決めて管絃船を見届け、5分歩いてホテル天平ならまちの大浴場へ。自分ならこれ一択です。
旅館らしい夕食まで楽しみたいなら、飛鳥荘でチェックインを早めに済ませて、食事の時間を宿と相談しておく。どちらにしても、2027年の日程が出たらすぐ動くのが安心だと思います。
- 2027年の日程(中秋の名月は9月15日の見込み)を奈良市観光協会で確認した
- 夕食付きなら、開始時刻が19時の管絃船と重ならないか宿に確認した
- 帰りの電車か、池から歩いて戻れる宿を決めた
秋の関西の夜をもう少し楽しむなら、11月の清水寺ライトアップもおすすめです。
情報確認日:2026年10月10日。日程・時刻・アクセスは奈良市観光協会(采女祭特集・采女祭基本情報・猿沢池)、交通規制はホテル天平ならまち公式で確認しました。
宿の設備・口コミ評価は楽天トラベルと各宿の公式で確認しています。内容は変わることがあるので、出発前に最新の案内を確認してください。














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[…] 祭りの由来、花扇奉納行列、19時からの管絃船については、采女祭の見どころ記事で詳しく紹介しています。 […]