鳥取県で星空を見るなら、初めての人は「さじアストロパーク」、砂丘らしい景色まで楽しみたいなら鳥取砂丘、泊まりながらゆっくり見るなら鏡ヶ成園地、海と星を合わせたいなら浦富海岸が選びやすいです。鳥取県は「星取県」として星空環境の保全に取り組み、県公式にも、県内各地から天の川を望める環境が紹介されています。
ただし、同じ鳥取県でも夜の過ごし方はかなり違います。望遠鏡で観察する場所、砂丘で空を見上げる場所、宿の前で星を待つ場所では、予約や移動の条件も変わります。この記事では、「星の見応え」「夜に計画しやすいか」「初心者でも動きやすいか」を軸に4か所を比べます。
迷ったら1位のさじアストロパーク。スタッフの解説と大型望遠鏡があり、夜間観望会の開催条件も明確です。景色を優先するなら鳥取砂丘、夜の運転を減らしたいなら鏡ヶ成園地か浦富海岸の宿泊型が組みやすくなります。
鳥取県の星空スポット4選を比較
順位は公式の番付や人気投票ではなく、星空トリップ編集部が星空の見応え・夜間利用の分かりやすさ・アクセスの組みやすさを基準に選んだものです。
| 順位・スポット | 選ぶ理由 | 夜の利用条件 |
|---|---|---|
| 1位 さじアストロパーク | 大型望遠鏡と専門職員の解説 | 曜日により予約要。開館時間を確認 |
| 2位 鳥取砂丘 | 砂丘と広い夜空を一緒に楽しめる | 初回はナイトツアー利用が安心 |
| 3位 鏡ヶ成園地 | 宿・キャンプと星空観察を一体化 | 休暇村で毎夜20時から観察プログラム |
| 4位 浦富海岸 | 海・漁火・星を合わせて楽しめる | 近隣宿から徒歩で見る計画が組みやすい |
鳥取県公式の星空スポットマップには36か所が掲載されています。今回は数を増やすことより、夜の過ごし方まで組み立てやすい4か所に絞りました。
鳥取県が「星取県」と呼ばれる理由
星郎鳥取ならどこでも同じ条件ではありません。初めての夜は、暗さよりも「安全に滞在できる場所」を先に選ぶと安心です。



鳥取ならどこでも同じ条件ではありません。初めての夜は、暗さよりも「安全に滞在できる場所」を先に選ぶと安心です。
鳥取県は2017年に星空保全条例を制定し、佐治町や若桜町、日南町などを星空保全地域に指定してきました。県公式も、県内のどの市町村からも天の川を望める環境を鳥取の特徴に挙げています。
ただ、「鳥取ならどこでも同じ空」ではありません。初心者は、暗さだけで選ぶよりも夜に安全に滞在できる場所と、帰り方まで決まっている場所を優先した方が失敗しにくいです。
1位 さじアストロパーク|初めてなら大型望遠鏡と解説付き
初めて鳥取で星を見るなら、最も予定を立てやすいのが鳥取市佐治町のさじアストロパークです。口径103cmの大型望遠鏡を備え、晴れた夜には、専門職員の案内による天体観察会があります。自分で暗い場所を探す必要がなく、「何を見ればいいか分からない」という初心者でも星を楽しみやすいのが1位の理由です。
2026年度の一般向け夜間観望会は、4〜10月は金曜・土曜、11〜3月は土曜が基本。その他の日は事前予約時のみ実施される日もあります。4〜10月の金・土は22時まで、通常の火・水・木・日・祝は17時15分までですが、予約時のみ19〜21時の開館です。
| 場所 | 鳥取市佐治町高山1071-1 |
|---|---|
| 夜の楽しみ方 | 103cm望遠鏡を使う夜間観望会 |
| 移動 | 公式は公共交通が不便として車を推奨 |
10月は土星が見頃になり、夜間観察には羽織るものが必要だと施設から案内が出ています。山間部の夜は、平地の昼間より一段寒い前提で準備しておくと安心です。
10月の営業カレンダーです🗓️
— さじアストロパーク (@SajiObservatory) September 20, 2026
10月はなんといってもアストロ宇宙講演会!
なぜ小惑星からサンプルを持って帰るのか?月に住めるのか?などワクワクする話題がいっぱい☺️申込受付中です!
夜間観察会は土星も見頃になってきます🪐
羽織るものなど防寒対策はお忘れなく🧣
各イベントの詳細はHPへ❗️ pic.twitter.com/ccCkAz6FjZ
アクセス面では、施設の案内にも「公共交通機関での来館は大変不便」とあります。夜の観望会まで参加するなら、鳥取駅周辺などでレンタカーを借りる計画が現実的です。山道ではカーナビが狭い県道を案内する場合もあるため、公式アクセス案内の推奨ルートを確認してから向かいましょう。



旅のひとこと
「星は見たいけれど、暗い場所へ自分だけで行くのは不安」という人ほど、まずは観望会のある施設から始めると選びやすいです。
2位 鳥取砂丘|砂の稜線と広い夜空を一緒に見る



砂丘は日が落ちると足元の目印が少なくなります。初回はガイド付きツアーを選ぶと、観賞場所と戻り方を一度に解決できますよ。
鳥取らしい景色と星空を一度に楽しみたいなら鳥取砂丘です。鳥取市観光サイトは、夜の砂丘を「周りに星空を遮るものがない」場所として紹介し、夜の砂丘をガイドと歩く「鳥取砂丘ナイトツアー」も掲載されています。
ここでは星だけを見上げるより、砂丘の稜線や日本海の方向まで含めて眺めるのが面白いところです。日中と同じ感覚で歩くと足元を見失いやすいので、初回はガイド付きの夜ツアーを選ぶと、観賞場所と戻り方を同時に解決できます。
実際にミステリーナイトウォークへ参加した人からは、夕方には砂の温度が下がり、裸足でも心地よく歩けたという声がありました。赤く染まる空から星空、漁火、風紋へと景色が変わるのも、夜ツアーならではです。
週末に「ミステリーナイトウォーク」に参加しました!
— 9purples (@9purples) August 10, 2026
夕方からの参加で砂の温度も程よく下がり裸足で歩いたのですが、砂丘はとても心地良かったです🤭
その日は赤く染まった空が綺麗で、その後も星空と漁火の眺めや一面に広がる風紋に砂丘の魅力を満喫したツアーでした✨
オススメです😊#鳥取砂丘 pic.twitter.com/dDURszovLh
砂丘周辺のビジター施設や駐車場は、それぞれ利用時間が異なります。砂丘周辺の駐車場は、夜間も同じ条件で使えるとは限りません。車で自由観賞する場合は、利用する駐車場の時間を当日に確認し、施設営業時間と砂丘そのものの観賞を分けて考えてください。
3位 鏡ヶ成園地|星を見たら、そのまま宿やキャンプへ



星を見たあとに山道を走らずに済むのは大きな安心材料。夜の運転が心配なら、宿泊込みで考えてみてくださいね。
夜の運転をできるだけ減らしたい人には、奥大山の鏡ヶ成園地が強い候補です。休暇村奥大山では「星取県の星空見ナイト」を毎日20時から約30分実施し、宿泊者だけでなくキャンプ場利用者も参加できます。予約不要・参加無料で、悪天候時は屋外観察を中止する条件も明確です。
星を見たあと長距離を運転せず、そのまま宿やキャンプへ戻れるのがこの場所の大きな利点です。山の夜を楽しみたいけれど、駐車場所や観賞地点を暗闇で探したくない人に向きます。
休暇村奥大山の星空観察会へ参加した人からは、市街地の明かりが少なく、iPhoneでも多くの星を撮れたという話もあります。空の状態には左右されますが、宿の前で観察できる気軽さは大きな魅力です。
休暇村・奥大山での星空観察会。
— REA01 (@reamono) August 15, 2025
標高が高く市街地の灯りもないから、言葉通りの「満天の星空」!
iPhoneでもかなりたくさんの星が撮れました。 pic.twitter.com/10aXBlHcgM
星空観察会のあと、すぐ部屋へ戻りたいなら休暇村奥大山。
鏡ヶ成園地に面した宿なので、夜の山道をもう一度運転せずに済みます。星空を主役にした家族旅行や、翌朝も奥大山を歩きたい人に使いやすい宿です。
車で向かう場合、休暇村公式は江府ICから約30分です。冬季は蒜山大山スカイラインが通行止めになるため、同じルートで一年中走れるわけではありません。秋以降は、星空だけでなく道路状況も旅程の一部として見ておきたいところです。
暗い場所へ車で出かけて戻る旅ではなく、泊まる場所の前で星を見る形にできます。星空が主目的の家族旅行や、運転者が一人の旅行では特に計画しやすいタイプです。
4位 浦富海岸|海・漁火・星を合わせるなら宿泊型
海の景色を一緒に楽しみたいなら岩美町の浦富海岸です。鳥取市観光サイトは、浦富エリアについて「周辺の民宿に宿泊して、夜の散歩がてら星空観賞する」過ごし方が紹介されています。夏は海の沖に漁火が見える夜もあり、山や高原とは違う星空旅になります。
浦富海岸は、夜に車で訪れてすぐ帰る場所としてより、海岸近くに泊まり、歩ける範囲で空を見る方が組みやすいです。周辺の宿「ステージ浦富」は浦富海岸まで徒歩約5分と案内され、夜には星空の案内も行っています。
9月には、月が昇る前の田後漁港で、港の上に天の川が見えたという話もありました。月の位置を先に調べておくと、海と星を一緒に見られる時間を選びやすくなります。
9月最初の夜 #鳥取県 東部では月の出まで綺麗な #夜空 を見ることができました。
— モコパパ (@mocopapa001) September 2, 2026
冬には #松葉ガニ のセリで賑わう #岩美町 の #田後漁港 とその上に昇ってきた #天の川 です。#山陰海岸ジオパーク #麒麟のまち #星景写真 #浦富海岸 #日本海 #星空 pic.twitter.com/BTizq5neIU
夜の散歩から戻りやすい宿なら、ステージ浦富。
浦富海岸まで徒歩約5分。車を置いたまま海辺へ出られるため、暗い時間の駐車場所に迷いにくいのが良いところです。
海岸沿いは昼の観光施設や海水浴場と、夜の星空観賞で使える場所・時間が同じとは限りません。駐車場を夜間利用できると決めつけず、宿泊先から案内された範囲を歩く計画にすると、帰路まで含めて分かりやすくなります。
初心者は「月・雲・帰り方」の3つだけ先に確認
星空観賞で最初に見るべきなのは、細かな星座情報よりも月と雲です。天の川や淡い星を狙うなら、観賞する時間に月が空にあるかを国立天文台の暦で確認し、当日の雲量や警報は気象庁で確認しておくと安心です。
もう一つ大切なのが帰り方です。さじアストロパークや奥大山は車移動が基本になり、浦富海岸は近隣宿泊と相性が良い場所です。鳥取砂丘も、昼の路線バスで行けることと、星を見終えた時間に同じように帰れることは別に考えましょう。
車なしで選ぶなら、星を見る場所より「泊まる場所」を先に決める
鳥取県の星空スポットは、暗くなるほど公共交通が使いにくくなる場所が多めです。車なしなら、夜の観賞地点を先に決めるより、徒歩で星を見に出られる宿や、観察プログラムを持つ施設を先に決める方が旅程を組みやすくなります。
今回の4か所なら、宿泊込みの鏡ヶ成園地、周辺宿から夜散歩できる浦富海岸が候補です。さじアストロパークは公式自身が車での来館を勧めているため、車なし旅行では無理に組み込まない方が素直です。
まとめ|最初の鳥取星空旅は「見える場所」より「過ごしやすい夜」で選ぶ
鳥取県は、星空スポットの候補自体はかなり多い県です。だからこそ最初の一回は、暗さの順位だけでなく、解説がある、宿に戻りやすい、海や砂丘の景色も楽しめるといった夜全体の過ごしやすさで選ぶと満足しやすくなります。
迷ったら、まずはさじアストロパークの観望会へ。次は砂丘、奥大山、浦富海岸と、見たい景色を変えていくと「星取県」の違う表情を楽しめます。
出典・参考情報
- 鳥取県「星取県って何?」(県内の星空環境・天の川・全国星空継続観察)
- 鳥取県「星取県で楽しめる星空スポットマップ」(県内36スポット・星空マップ)
- 鳥取市さじアストロパーク「天体観察会(夜間観望会)2026年度」(観望会の開催日・予約条件)
- 鳥取市さじアストロパーク「開館時間・ご利用料金」(夜間開館時間)
- 鳥取市さじアストロパーク「アクセス情報」(車推奨・道路情報)
- 鳥取市観光サイト「四季や時間で変化する 鳥取砂丘」(夜の星空・ナイトツアー)
- 休暇村奥大山「体験プログラム」(毎夜20時の星空観察)
- 休暇村奥大山「アクセス」(江府ICからの経路・冬季通行条件)
- 鳥取市観光サイト「星と漁火の輝くまち 岩美町」(浦富海岸の夜の星空観賞)
- 鳥取市観光サイト「ステージ浦富」(浦富海岸までの距離・夜の星空案内)
- 国立天文台 暦計算室(月の出・月の入り等)
- 気象庁(天気・警報等)
情報確認日:2026年9月22日。施設の開館時間、観察会、道路・駐車場の条件は変更される場合があります。旅行前に公式案内の再確認が欠かせません。












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